【FAQ-12】エアカーテンヘッド
エアカーテンヘッドについて説明します。(総合カタログP18)
これは、エアレスガンの先にこのエアカーテンヘッドというのをつけていただくと、エアコートやエアカーテンガンと同等の効果があります。
つまり、低飛散で吹き付けができる。材料費の節約に繋がる。そういったものが、これをつけることによって同じような効果が得られます。
一番の違いは定価です。お客様が購入する実際の価格が、このヘッドを用意するだけでエアコートの効果があるとなるとかなり金額に対して効果が高いということで、今、展示会等で結構出ている商品がこのエアカーテンヘッドになります。お客様のお持ちのエアレスガンの頭にこのヘッドをつけるだけで、エアカーテンと同じ効果が得られますというキャッチコピーでお客様の方に提案していただけると結構認知度としては広く伝わりやすいので、お客様の電話応対に活かしていただければと思います。
エアカーテンと同じようにプラスノズルの仕様が上の ACH-1、そして、 ターンクリーン、ターンWの仕様が下のACH-1T になります。なので、これも使い方の用途としては工場とかそういった屋内の部品塗装で使われる場合はACH-1、 そして、外壁屋根、いわゆる一般の建築塗装業者様が使う場合はACH-1Tというのが一般的に選ばれています。
使い方は簡単でエアレスガンの先に付いているチップを外していただいて、このヘッドをそのチップを外したところのネジに取り付けていただく。そして、この写真にあるコックの部分の下に、エアーホースを付けていただいて、ここからエアカーテンの効果を得るという形になります。
ノズル選定は、総合カタログP38、エアカーテンガンと同じようにプラスノズルのところを選定していただきます。そして、ACH-1Tもここの選定表のターンダブルチップそしてターンクリーンチップ、ここからの選定が必要になります。お客様が持っているエアレスガンの先に使うことができるということで選ばれるんですけれども、建築塗装業者様の場合、高粘度の塗料をエアコートしたい、エアカーテン効果を得たいという話がよく聞かれます。その際にエアカーテンガンの場合は塗料の経路が狭いというのがありますので、高粘度用のエアレスガンSG-24Bとか、 SG-24Vのガンの先にこのヘッドをつけていただいて、微弾性のフィーラーをエアカーテンしたりとか、有機ジンクの材料、高粘度の材料でエアカーテンをするという形の使われ方で、高粘度の材料を使う場合はこのエアレスガンプラスエアーカーテンヘッドの方が作業性がいい、そして、塗料のキレが良いという形でよく選ばれていますので、お客様の粘度に合わせてエアカーテンガンの方がいいのか、もしくは、お持ちの高粘度ガンを活用したエアカーテンヘッドをお勧めした方がいいのかっていうのは使い分けができると思います。今言ったチップの選定はここの下に書いてある通り、フィーラー等の高粘度塗料は21クラス、もしくは、23クラスというのそれぞれ選んで頂くような形で大丈夫です。
エアカーテンヘッドと、下にトップガン付きのエアカーテンセットというのがあるんですけれども、電話応対で話をしていてよくある間違いがお客様がエアカーテンヘッドと言ってるのかエアカーテンセットと言っているのか、聞き間違いが起こりやすいので、実際にお客さんがヘッドだけを頼んだのにガンも一緒についてきたとか、もしくは、逆にセットが欲しかったのにヘッドしか来てないとかっていうのがあるので、前提はお客様にこの商品コードで発注していただく形が前提なんですけれども、その商品コードをお伝えする電話応対の段階では、お客様にガンつきのセットの方でよろしいですか?もしくは、頭だけのヘッドの方でよろしいですか?ていうことを一言、最後に確認していただくと、この間違いはかなり少なくなりますので、電話応対で、この問い合わせが来た時に、注文になった際は、商品コードを伝える時にそれを伝えるように一言言っていただけると大分違うと思います。
では、エアカーテンガンとエアカーテンヘッド、使った時のは効果としては全く同じだけれども、使用感というかお客様の感想として一番多く言われるのは、いい意味で良いところはさっき言った高粘度の材料のエアカーテンの効果としては吐出量が落ちずに塗料のキレがいいというのがひとつ言われます。悪い面で言うと、エアカーテンヘッドの方がガンの先で塗料が止まって、その先に頭が付いているので、お客様がずっと連続で吹いていてにぎりを離しました。ガンの先で塗料がピタッと止まりますけれども、惰性でヘッドの中の材料がチップからピピッとちびってしまう。
そういった症状が、このヘッドの場合は起こりやすい。それをどうやって改善すればいいかっていうと、できるだけ機械本体の圧力を下げていただくというのが一つ。それでもやっぱりちびってしまうのは、ガンを離した時に塗料がピピッと壁面にたれてしまうのは、お客様がどうしてもそこを気にされるようであれば、エアカーテンガンの方を推奨していただくという形になってきています。
なので、使用の効果は全く同じです。エアカーテンガンとエアカーテンヘッド、低飛散でそれに伴って塗料の削減につながる。これは全く同じなんですけれどもその使用している感想としてはエアカーテンガンの方が頭が重くないので、軽量で手さばきが楽、そして、エアカーテンヘッドの良いところは粘度の高い材料でもエアコートの効果を材料の吐出量を落とすことなく作業ができるって言うのがそれぞれの良い点になりますので、このヘッドを使った時のお客様の声というかそういったものを頭に入れて電話応対していただくと、お客様がこういった材料、たとえば、微弾性フィラーをエアコートしたいんだけれども、エアカーテンガンって効果あるのって言われた時に、今の違い、例えば、エアカーテンガンだと塗料の流れる経路が狭いので吐出量が若干落ちてしまうので、今お持ちのSG-24Bにエアカーテンヘッドを付けていただくと、エアコートの効果と、そして、吐出量落とさずに高粘度の材料のカーテン効果が得られるようになりますよっていう使い分け、そして、お客様の声を頭に入れて電話応対していただくと選定のアドバイスに繋がるかなと思います。
質問: エアカーテンヘッドをエアレスガンに取り付けるときは、ノズルキャップの部分をまるまる取り外して、そこにつけるんですか?
回答: そうです。六角の袋ナットのノズルキャップをはずしてもらって、ターンクリーンチップやロータリーチップのボディセットをつける。ガンの先のオスネジのところに六角ナットをねじ込み締め付けてください。