【FAQ-13】塗装機 SP 総合カタログ見方

ダイアフラムエアレスについて説明します。(総合カタログP7/P8

ベストセラー商品のカタログの見方について説明をしていきます。
まず、総合カタログP7/P8を開いて頂き左側SP-60newからSP-70Eまでですが、ここが一般的にうちの一番メイン商品となっているダイヤフラム式のエアレスになります。総合カタログP8の右側同じダイヤフラム式なんですけれども SLB-20というのは小型のダイヤフラムポンプ、そして SP-60GE、SP-101GEというのは駆動がエンジンになります。まず、この内訳だけ覚えるようにしてください。

うちの商品コード、このエアレスの場合はBセット、Cセット、そして本体セットとあります。Bセットはホースが20m仕様、Cセットはホースが30m仕様、というルールがあるということでカタログを見るようにしてください。
最大吐出量、常用最大圧力、駆動源出力、寸法、重量とありますけれども、うちの商品の60というのは最大の吐出量を表記した形になります。なので、SP-60だと吐出量は毎分6リットル、 SP-70であれば毎分7リットル、そういうルールがあると思ってください。

SLB-20「ちょ~軽黒帯君」というのは、これは1.5リットル、四捨五入して20という形にしています。圧力がSP-60newが18Mpa(メガパスカル)で、かける約10倍でキロになりますので、180キロ、220キロという形になっています。
注意していただきたいのが、このダイヤフラムは、モーター駆動となり、どれぐらいの能力の発電機を使えばいいのかという問い合わせって結構あると思うんですね。例えば、SP-60を1台回すのにどれぐらいの能力の発電機を用意すればいいかという問い合わせがあった時に、この駆動源出力の700Wというところを見ていただいて、これのかける3倍(700W×3)の2100W、2.1kWになるんですけれど、2.1kW以上の発電機を使ってくださいという形で、この駆動源出力の約3倍の能力の発電する力のある発電機を推奨するようにしてください。
その理由は、モーターを回す時、スイッチをオンにした時に一番電気を喰うんですね。700kWというのはモーターが回って安定している状態で消費する電力になりますが、スイッチをポンと入れた時にモーターを回すための力が必要になります。その時の計算方式が約3倍と覚えておいていただければ、大体2.1kW以上の発電機を使ってくださいとか、SP-70Eは(950W×3)で2850W以上の発電機を使ってくださいという形で、どれくらいの発電機が必要かと言われた場合はここのワット数×3というのを頭に入れて推奨するようにしてください。エンジン式のタイプは、エンジンなのでガソリンが必要になるだけですので、発電機は必要ありません。モーターの場合はどれくらいの発電機が必要かっていう場合はそういう計算方式ですべての商品にも同じことが言えますので、特にエアレスに限らず100Vモーターを積んでいるものについては全部そういう風に答えていただいて構いません。
次に覚えていただきたいのは、その付属にどのチップサイズが入っていて、どのガンが入っていて、どのチップが入っていて、何のホースが入っているのかっていうのを頭に入れて覚えるようにしてください。SP-60new、SP-60L、SP-60DXは、トップガンでターンダブルチップ、ターンクリーンチップそしてハイソフトホースという形で決まっています。SP-70だけ1/4、3/8というのはホースの太さになります。なので、1/4のBセットといえば、ハイソフトホースの20m、3/8のBセットといえばブルーホースの20mがついているという形で、これは吹付けしようとしている塗料の粘度に合わせてセットが組み込まれているという形になります。黒帯くんについては、注意点としてあるのが50Hz、 60Hzと分かれているので、関東でこの機械を使う場合は50Hzで、関西で使う場合は60Hzを お客様に使ってくださいという形で言うようにしてください。関西で使う60Hz のものを関東で使うことは可能なんですけれども能力が落ちてしまう。逆に50Hz のを関西に持って行って使いますと、モーターが焼けてしまいますので、かならず、50Hz、60Hzと分かれている商品については、お使いになる地域がどこなのかを確認していただいて、どちらかを推奨してください。SP-60GE、SP-101GE というのはエンジン式になります。圧力と吐出量というのは基本的には同じですけれども、これはやはり電気が使えないようなところで使われます。例えば、山の奥で、山中の鉄塔を塗るとか、そういったところでこの100Vのタイプではなくてエンジン式のエアレスを使われるというのがあるので、これはちょっと使われる用途としてはかなり限られていますけれども、エンジン式、エンジン駆動のダイヤフラムポンプというのがあるという事を覚えておいてください。

なので、それぞれの機械の標準セットに何が組み込まれているのかと、Bセット、Cセットの内容と、
どのチップサイズが含まれているのかっていう、このページだけは覚えておいていただくと、例えばSP-60newにホースを30m延長したい場合とか、SP-70の1/4、3/8それぞれ30m伸ばしたい場合とかっていう形で、お客様がどの機械のセットを持っているのかっていうと、この判断をすることによってお客様に対する提案の幅が広がる。それと調べなくてもすぐに回答ができる形になります。

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